17.人類が暮らすには地表が必要であり、その一般的性質から言って、地表は水平でなくてはならない。全知の創造神が自らの創造物に何が必要かを把握していることは間違いないのだから、全能の神である以上は必要条件を完璧に満たしたことは明らかだ。これが地球が球体ではない神学的な証拠である。
※先週は地震の影響で「ジョゼフ・バルサモ」は一回おやすみしました。
17.人類が暮らすには地表が必要であり、その一般的性質から言って、地表は水平でなくてはならない。全知の創造神が自らの創造物に何が必要かを把握していることは間違いないのだから、全能の神である以上は必要条件を完璧に満たしたことは明らかだ。これが地球が球体ではない神学的な証拠である。
※先週は地震の影響で「ジョゼフ・バルサモ」は一回おやすみしました。
11.羅針盤が北と南を同時に指し、そしてその北というのが磁石の向いた先であり、天頂に北極星を戴く地球上の地点のことであるなら、南「点」や南「極」というものは存在せず、地球の中心は北であり、広大な円周のすべてが南であることは確実である。これが地球が球体ではないことの証拠である。
※一読しただけではよくわからなかったのですが、どうやら下の図のようなことのようです。
10.羅針盤が北と南を同時に指すことは、2+2=4であるのと変わらぬくらい議論の余地のない事実である。だが半球の両極に「北」と「南」のある球体上に羅針盤が置かれているとするなら、そんなことがあり得ないのは、教科書には採用されないが容易く理解できる事実である。長々とした推論を重ねなくとも明らかなように、これが地球は球体ではないという証拠である。
8.もし地球が球体であるのなら、航海士が海に持っていくのに小さな球体模型ほど最適のものはあるまい――何となればもっとも忠実であるのだから。しかしそのようなものは知られていない。そんな玩具を水先案内に用いては、水夫は船を難破させてしまうことだろう! これが地球が球体ではない証拠である。
※チェスタトン『有象無象を弁護する』を読んでいると、『Terra Firma: The Earth Not a Planet』(動かぬ大地。地球は惑星ではない)という本が引用されていました。天動説の本です。面白そうだったので探して読んでみると、チェスタトンが引用した部分はそもそも『A hundred proofs the Earth is not a Globe』という本からの引用だったことが判明。
というわけで、わりと面白かった部分を訳してみました。
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