翻訳連載ブログ
 「ロングマール翻訳書房」より、翻訳連載blog

『ファンタスマゴリア』第二の1

第二篇
伍原則


「まず始めに」と、彼は始めた、8(7/7)
「謎掛けなどではないですが――7(8/5)
目指す相手(犠牲者)がベッドにいれば、8
枕のそばの帷幕《カーテン》じゃなく、【枕のそばの天幕じゃなく、】8
真ん中の幕を引きなさい、【※訳イマイチ】【真ん中あたりをつまむこと、】7


「手当たりしだい引っ張りながら、
ゆっくりあちこち揺らします。
あっという間に、必ず彼は、
頭を起こしきょろきょろと
不機嫌ながらも不思議顔。


「何よりここでおざなりじゃなく
観察しなけりゃなりません。
開始するのは相手待ちです。
幽霊なんかいるわけないと
誰もが思って口をきく。


「『どうやって来た?』と言われたときは
({あなたと}おんなじタイプです)
そんなときには言うのはひとつ――
これが正しい答え方です
『{蝙蝠《かはほり》に乗りて。怨めしや!}』


「そのあと何も言われなければ、
一番いいのは無駄骨を【要らぬ努力など端折るのが】
端折ることです――ドアを揺すって、【一番でしょう――ドアを揺すって、】
それでイビキをかかれたときは、
縮尻っちゃったってわけですよ。


「昼の日中に一人っきりで――
お家で過ごすか散歩なら――
虚ろな声を出すだけでいい、
声の調子に思いを込めて
話があるぞと言うばかり。


「でも友だちと一緒のときは
ことは果てしなく難しい。
そんな場合にうまくやるには
必要なのはちびた蝋燭、
冷蔵庫にあるバターも良し。


「これを使ってつるりとひとつ
(一番いいのはそりゃ脂)、
すべらせなけりゃならないものに、【何が何でもつるつるにして、】【足のすべりを】
あとは左右に揺れ動くだけ――
こつは簡単に学べます。


「第二の法を教えてくれる
唱えて吟ずる公式は――
『まず青・赤の光を燃やし、
(今夜はまるで忘れてました)、
『次いでドア・壁をかきむしれ』」


「ガイ・フォークスを真似る気ならば、
もう二度と{ここ}に来ちゃだめだ。
床で火をたくつもりはないよ――
ドアをきーきー引っ掻くのなら、
やってるところを見てみたい!」
スポンサーサイト

コメント

Page Top▲

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

Page Top▲

トラックバック

Page Top▲

PROFILE

東 照《あずま・てる》(wilderたむ改め)
  • 名前:東 照《あずま・てる》(wilderたむ改め)
  • 本好きが高じて翻訳小説サイトを作る。
  • 翻訳が高じて仏和辞典Webサイトを作る。

  • ロングマール翻訳書房
  • RSS
  • 06 | 2017/07 | 08
    S M T W T F S
    - - - - - - 1
    2 3 4 5 6 7 8
    9 10 11 12 13 14 15
    16 17 18 19 20 21 22
    23 24 25 26 27 28 29
    30 31 - - - - -

    SEARCH

    RECENT ENTRIES

    CATEGORY

    RECENT TRACKBACKS

    RECENT COMMENTS

    ARCHIVES

  • 2017年07月 (4)
  • 2017年06月 (3)
  • 2017年05月 (5)
  • 2017年04月 (4)
  • 2017年03月 (4)
  • 2017年02月 (4)
  • 2017年01月 (4)
  • 2016年12月 (5)
  • 2016年11月 (4)
  • 2016年10月 (5)
  • 2016年09月 (4)
  • 2016年08月 (4)
  • 2016年07月 (5)
  • 2016年06月 (4)
  • 2016年05月 (4)
  • 2016年04月 (5)
  • 2016年03月 (4)
  • 2016年02月 (4)
  • 2016年01月 (5)
  • 2015年12月 (4)
  • 2015年11月 (4)
  • 2015年10月 (5)
  • 2015年09月 (4)
  • 2015年08月 (5)
  • 2015年07月 (4)
  • 2015年06月 (4)
  • 2015年05月 (5)
  • 2015年04月 (4)
  • 2015年03月 (4)
  • 2015年02月 (4)
  • 2015年01月 (4)
  • 2014年12月 (4)
  • 2014年11月 (5)
  • 2014年10月 (4)
  • 2014年09月 (4)
  • 2014年08月 (5)
  • 2014年07月 (4)
  • 2014年06月 (4)
  • 2014年05月 (4)
  • 2014年04月 (4)
  • 2014年03月 (5)
  • 2014年02月 (4)
  • 2014年01月 (3)
  • 2013年12月 (4)
  • 2013年11月 (5)
  • 2013年10月 (5)
  • 2013年09月 (5)
  • 2013年08月 (4)
  • 2013年07月 (4)
  • 2013年06月 (5)
  • 2013年05月 (5)
  • 2013年04月 (4)
  • 2013年03月 (5)
  • 2013年02月 (4)
  • 2013年01月 (4)
  • 2012年12月 (5)
  • 2012年11月 (3)
  • 2012年10月 (4)
  • 2012年09月 (5)
  • 2012年08月 (4)
  • 2012年07月 (4)
  • 2012年06月 (5)
  • 2012年05月 (4)
  • 2012年04月 (4)
  • 2012年03月 (6)
  • 2012年02月 (4)
  • 2012年01月 (2)
  • 2011年12月 (4)
  • 2011年11月 (5)
  • 2011年10月 (6)
  • 2011年09月 (5)
  • 2011年08月 (5)
  • 2011年07月 (5)
  • 2011年06月 (4)
  • 2011年05月 (4)
  • 2011年04月 (5)
  • 2011年03月 (5)
  • 2011年02月 (7)
  • 2011年01月 (5)
  • 2010年12月 (5)
  • 2010年11月 (4)
  • 2010年10月 (5)
  • 2010年09月 (5)
  • 2010年08月 (4)
  • 2010年07月 (5)
  • 2010年06月 (4)
  • 2010年05月 (5)
  • 2010年04月 (5)
  • 2010年03月 (9)
  • 2010年02月 (5)
  • 2010年01月 (5)
  • 2009年12月 (5)
  • 2009年11月 (5)
  • 2009年10月 (5)
  • 2009年09月 (4)
  • 2009年08月 (5)
  • 2009年07月 (4)
  • 2009年06月 (4)
  • 2009年05月 (5)
  • 2009年04月 (4)
  • 2009年03月 (5)
  • 2009年02月 (3)
  • 2009年01月 (5)
  • 2008年12月 (4)
  • 2008年11月 (5)
  • 2008年10月 (4)
  • 2008年09月 (4)
  • 2008年08月 (3)
  • 2007年06月 (5)
  • 2007年05月 (3)
  • 2007年04月 (3)
  • 2007年02月 (4)
  • 2007年01月 (3)
  • 2006年12月 (1)
  • 2006年11月 (2)
  • 2006年10月 (1)
  • 2006年09月 (6)
  • 2006年08月 (13)
  • 2006年07月 (6)
  • 2006年06月 (10)
  • 2006年05月 (2)
  • 2006年04月 (4)
  • 2006年03月 (3)
  • 2006年02月 (11)
  • 2006年01月 (10)
  • 2005年12月 (14)
  • 2005年11月 (17)
  • 2005年10月 (3)
  • 2005年09月 (27)
  • 2005年08月 (3)
  • 2005年02月 (3)
  • 2005年01月 (8)
  • LINKS

    SEARCH

    SEARCH