この本がブームになったころは、「つまんない」なんて
言おうものなら、「それが変化を拒んでいるってことだ」などと
むちゃくちゃなことを言い返すような人がいました。
よくも悪くもビジネス本。
なのに自己啓発本のような読まれ方をされてたようです。
「道に迷ったときは動き回らずにじっとしていること」
遭難したときの基本。これは正しいのか間違っているのか。
答え。どちらも正解。
すぐに助けが来るとわかっているなら動くべきではない。
助けの当てがないなら安全な場所に移動すべきだ。
要するに、この本には「状況判断」という概念が欠けてます。
それもビジネス本なら当たり前の話(?)。
上司や会社の決めた変化に対して、部下が状況判断して
応じるか拒否するか決められたのでは困るのです。
何も考えずに、とにかく会社の決定した変化に従え。
部下だって出世したいならそうすべき(なのでしょう)。
でもそれもビジネスのうえでの話。
人生のうえでは、適切な状況判断をしてから進むべきです。
-----------------------------------------チーズはどこへ消えた? | |
![]() | スペンサー・ジョンソン著・門田美鈴訳 出版社 扶桑社 発売日 2000.11 価格 ¥ 880(¥ 838) ISBN 459403019X |
「迷路」の中に住み、「チーズ」を探す二人と二匹の物語。時代や状況の急激な変化にいかに対応すべきかといった、人生の様々な局面を象徴している。世界のトップ企業が研修テキストに採用している寓話。〈ソフトカバー〉 [bk1の内容紹介] bk1で詳しく見る ![]() |
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